孤独死の現場は精神的にキツイ部分と過酷な状況
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結論
孤独死という言葉は時に非情。私たちは孤独死を自宅死と呼ぶ。世の中では結婚しないから孤独死になるとかフリーライターが勝手な妄想で超孤独死社会などと情報を出しているがそれは大きな間違いだ。

本当に孤独死を知ろうとするならばなぜ、どのような生活をして一般の人がその部屋に入るときのリスクや予備知識を伝えるべきだろう。

孤独死予備軍になってしまいそうなリストは下の方にございますが、孤独死に至ってしまう原因そのものはそれだけではないことをご了承ください。

 

平成29年度における一人自宅で亡くなった孤独死は東京都監察医務院の統計では都内だけで7481人の方が亡くなっています。

これは、都内だけでの統計ですが実際に監察医務院に送られて解剖されていない遺体もあることをご承知いただきたい。

そして、階級別のグラフですが80歳を超えて1人暮らしをしている高齢者になると男性と女性の死亡が逆転していることにお気づきだろうか。

なぜ、男性よりも女性が自宅で亡くなってしまうことが多いのでしょうか?それには様々な理由があります。

女性の方が自宅死になってしまう理由

平成28年10月現在では67歳68歳の男性女性が一番多くいらっしゃいますが、69歳以上になると男性の減少率が高くなっています。

女性の減少率は徐々に下がっていますが急激に減少しているわけではありませんので、女性の方が寿命は長いと思います。

しかし、男性よりも女性の方が一人暮らしで自宅死になる原因はなんなのでしょうか。

実際に現場を見てきて残された遺品から感じ取れることで記事を書いていきます。

男性の1人暮らしで自宅死された方は、高齢になってしまうと家事ができなくなり何もすることが亡くなってしまう傾向があるのだと思います。

女性の1人暮らしで自宅死された方は、高齢でも自分自身の人生を楽しもうとしていることが遺品から伝わってきます。

なぜ、男性と女性で生活がちがうのか

男性の一人暮らしでは、若い時から頑張って働いてきて65歳を過ぎるとその後の人生を楽しむことよりも何もしなくなって生きていく希望も自分の気持ちの中に薄れていってしまうのではないでしょうか。

会社で働いていて、定年になり仕事を辞め次に何かしようと思っていても多趣味の方ではない限りすぐに長続きする趣味というものは見つけづらいと思います。

コミュニケーションをとるにしても、自宅近くで仲良くしている人よりも会社で付き合いの長い人とコミュニケーションをとっていたと思われますが、住んでいる場所も近くではないため頻繁に合うこともないと思います。

そうした中で、男性は仕事を辞めたら一人の孤独感が増加し生きる事への希望も薄れていってしまい健康状態も悪くなっていってしまい、病気で一人自宅死となってしまうようです。


女性の一人暮らしでは、若い時から働くと同時に自分の趣味や気の合う仲間とコミュニケーションをとっています。手紙などの交換もしているようですが、65歳を過ぎていても友達と旅行などに行き残された時間を楽しんでいるように感じます。

そして、男性と違う部分は家事ができていること。洗濯などは男性・女性双方で自分流の方法があるようですが、食生活に限っては自炊で健康的な食事をとっているように感じます。

男性がインスタント食品がメインで生活していたとしますと女性は畑でとれた野菜などを自分流の味で調理しているようです。

病気に関しても男性のように重度の病気ではなく、日常生活に軽度の支障が出るくらいの病気で頻繁に病院へ行き友達とコミュニケーションを図っているように感じます。

生活も孤独感というよりかは一人で生きていく使命感のような生活風景を感じ、自宅死をしていても、部屋をみても明日も通常通り生活していきますというような感じを受け取りました。


男性と女性のちがいというのは、男性は趣味などを若い時から仕事と平行線でやっていくのと、女性では新たな趣味を老後に見つけ出すことが出来るちがいのような感じも致します。

孤独死の部屋には危険がある

  • はしかにかかる危険がある(空気感染)
  • 結核にかかる危険性がある(空気感染)
  • インフルエンザ(空気感染)
  • ノロウイルス(空気感染)

上記に記載した項目は実際に近年でも流行っている病気です。故人がはしかに掛かっていて死亡した場合には飛沫物質が空気中に存在するため吸い込んだりすると感染してしまいます。

そして、インフルエンザも同様で過去のワクチンなどでは効かなくなってきています。新型のインフルエンザが出てきているため普通のマスクでは全く効果がないということ。

ノロウイルスでは、故人が亡くなる前に嘔吐や下痢などをしていた場合それが大腸菌となり強力になればノロウイルスという菌に発展いたします。ノロウイルスでは一般的な殺菌剤や抗菌スプレーで太刀打ちできないためきちんとした消毒をするようにしましょう。

故人の部屋に入る場合はそのような危険性が十分あるとして知識をつけておく必要があります。診断書ではそこまで記載はしていなくても、亡くなる前には嘔吐や下痢は少なくありません。

もし、どうしてもお部屋に入る場合は、かなり目の細かい静電気を利用し微粒子を捕獲するマスクを使用してその上からタオルなどで口をふさぐようにして入っていきましょう。

自宅死を発見すると、知識のない大家さんなどは窓を開けっぱなしにして放置しますが、近隣の方へ迷惑が掛かってしまいますのでまどの開けっ放しはしないようにするべきです。

もちろん、腐敗した臭いは近隣へ漏れだし臭いが洗濯物などについてしまったらなかなかとることはできません。そしてその臭いを嗅いでしまうと脳が記憶して忘れたころに腐敗臭が匂ってくることがあります。

「自宅死で亡くなった人」というのは言葉では簡単に表せるかもしれませんが様々な危険性を伴っていることを知識としてつけておくと、とっさの時に落ち着いて行動ができるでしょう。

自宅死を目の当たりにして思うこと

みなさんは、自宅死をしている人は通常の人の形があるとおもいますが、自宅死をして腐敗をしドロドロになってしまった状態では担架を持ってきてヒョイと乗せれるものではありません。

ドロドロになってしまった遺体からは体液や血液などが床に流れ、腐ってしまった肉片も削げ落ちてしまうのです。日数が経ってしまった遺体はベトベトにへばりついてしまっていて、うつぶせになって死んでいた死体は持ち上げたら顔の肉が剥がれ見るに堪えない状況となっている場合もあるのです。

もちろん、遺体に関しては警察の方が処置いたしますが、警察と一緒に入る現場などでは遺体の状況などを見てしまうこともあるのです。

私たちが目にすることは、それまで暮らしてきた部屋の日常と、最後になってしまった人の体液などの跡。

そこには、ショッキングな日常と切ない気持ちなどが映ってきます。親族ではないけれど同じ人間ですからその人がどうやって暮らし、暮らしてきた方法、最後はそのような死に方もあるというのを教えてくれています。

油がなかなか洗浄できない過酷さ

自宅死をして日数が経ってしまった場合、人間は腐敗し皮脂が床やたたみなどに染み込んでしまいます。木の床では染み込んだ油はそのままにしておけば木は呼吸し空気中に皮脂臭を漂わせます。

たたみには染み込んだ皮脂油はぬるぬるになって染み込んでいて手袋をして持ち上げようとするとスルっとすべってしまうことがあります。

床やたたみを取り除けば終わりではなく、その下に床板や根太などがありそこを洗浄しなければなりません。

ただ相手は油です、そう簡単に落ちるわけではありませんし溶剤なども用途に適さなければ木を痛めてしまいます。私たちは慎重に作業を進めていきますが、何回も洗浄したりする過酷な現場でもあるのです。

一般的な家庭用の洗剤では意味がありません。洗浄するというよりは広げてしまうといった方が適切な表現でしょう。

私たちが使う溶剤は、服の色を抜いてしまうほど強力で手についてしまうと指紋が溶けてしまうほどの溶剤を使用しています。もちろん手袋や特殊なマスクをつけなければ作業になりませんので。

もしも、孤独死かなっと思ったら・・・

近隣の住宅からいつもとちがう異臭がしてきた場合、第一発見者にはなるかもしれませんが警察へ相談することが良いと思います。

なぜ、管理会社や大家ではなく警察なのか・・・。

それは、さきほど記載した大家さんや管理会社などでは窓を開けっぱなしにしてしまう恐れがあるからです。

それは、近隣への配慮にも欠けておりますし、自分本位しか考えておりません。

ですので、異臭がしたら警察に相談し確認を行った方がよいでしょう。

自宅死の予備軍はこのようなことに当てはまる人が多い

  • 身内が遠くにいて1人で暮らしている
  • 高齢で近くにコミュニケーションをとる人が居ない
  • 自炊はしないで、インスタント食品ばかり
  • 部屋の掃除や洗濯など家事をやらない
  • 生活が不規則である
  • 仕事以外で頻繁に合う人がいない
  • 無職もしくは部屋にこもってしまっていて外に触れない
  • 家にひとを招き入れるのがいやだ
  • 近所で顔をあわせてもあいさつしない
  • 誰かと過ごすよりも1人で部屋にいるのがとても好き
  • タバコやお酒を大量に飲む
  • 睡眠時間がバラバラ
  • 便秘や高血圧などの持病を管理しているか
  • 食費を削る為パック飲料などで過ごしていないか
  • 自分は若いからと過信していないか

まとめ

ここまで記事をお読みいただきありがとうございました。

今回は実際に現場で働く過酷な現場をお伝えできればと思いましたので記事を作成いたしました。今では年間3万人を超える自宅死となっておりますが、「いつ、だれが、他人事ではない」ということを知ってほしいと思いました。

もしよろしければ、孤独死や自宅死をたくさんの人に知っていただけるようにシェアしていただければと思っています。私たちは実際に現場で働きその様子を記事にしています。

現場で働くスタッフの中には故人の死に方を見て涙を流しながら作業しているスタッフもいます。

どんな仕事であっても途中で投げ出さずにご遺族のために精いっぱいの気持ちで取組みさせていただいています。

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